分析信頼性実務者レベル講習会「第11回セラミツクス原料·鉱石類分析技術セミナー」

摘要

2012年10月18·19日の2日間にわたり，標記セミナーが飯田橋レインボービル会議室で開催された。本年度は昨年度参加者からの要望を踏まえて，充分な講義時間を確保するために講義を2日間としたが，全国の鉄鋼，非鉄，セラミックス等の会社や機関から24名の参加（過去10回合計で210名）があった。このセミナーは，セラミックス原料，鉱石類を含む原材料化学分析の技術·技能の伝承と，実務者レベルの技術力向上を目的としており，特徴は，①実技試験で基準分析法（容量法や重量法）が採用されていること，②異業種(セラミックス， 鉄鋼，非鉄金属）の分析技術者が参加されることである。特に基準分析法による分析技術は，品質保証や品質管理として非常に重要な手法であり，原料分析に携わっている技術者の積極的な参加が望まれる。