初期生育を強める技術 --ナシ

摘要

新高を含め晩生ナシは開花期から収穫までの期間が長いため，果実の肥大や品質には初期の生育よりむしろその年の管理や天候の影響を受けやすいような気もしますが，現地では少なからず初期生育を強めるような管理を行っています。 中央町で新高が導入されたのは戦前までさかのぼります。その後昭和40～50年に面積が拡大されましたが，当時は現在と違い新高の知名度が低く，販売細織もなかったため生産者は販売先を個人で確保してきました。 現在は12名で4haが栽培されていますが，それぞれの売り先に合せて栽培方法も多少違うように思います。 その中からお二人の初期生育に対する考え方を紹介します。