奄美大島におけるイモゾウムシの発生消長

摘要

イモゾウムシEuscepes postfasciatus（FAIRMAIRE）は、熱帯 劅釒〉赜颏韦丹膜蓼い猡未蠛Τ妞趣筏匹ⅴ辚猊丧茎Ε啷稢ylas formicarius（FABRICIUS）とともに知られており、我が国では南西諸島、大東諸島及び小笠原諸島に発生している。 鹿児島県は平成13年度から喜界島において不妊虫放飼法によるアリモドキゾウムシ根絶防除事業を行っており、イモゾウムシについても将来的に取り組hでいくことが期待されている。 これらゾウムシ類の根絶防除事業においては、その防除経過の確認や駆除確認調査を行うにあたり、対象となる害虫の発生状況及び発生確認のための調査方法についてあらかじめ検討しておく必要がある。 奄美大島では吉村ら（1999）がアリモドキゾウムシの野生寄主植物上での季節的な発生状況について報告しているが、イモゾウムシについてはほとhど報告がない。