複合病害抵抗性遺伝子組換えイネの開発IV，野外における白葉枯病抵抗性の評価

摘要

ィネWRKY45は植物活性化剤による病害 抵抗性誘導において中心的役割を果たしてい る転写因子である。これを過剰発現させたィネは、糸状菌病と細菌病を含む複数の病害に 非常に強い抵抗性（複合病害抵抗性）を示す せ、環境ストレスにより誘導される不要な抵 抗性反応により生育、収量等の農業形質が悪 化する。この問題の解決のため、低レベル恒 常性発現および感染応答性発現プロモータ一 の制御下にWRKY45を発現させる発現力 セットを開発し、これらを導入した遺伝子組 換えイネが、閉鎖系において、十分な複合病 害抵抗性を有しながら生育等に問題のないこ とを確認した。