魚介類種苗生産シンポジウム～45力国が参加し、種苗生産についぞ副広く発表される～

摘要

4年に一度、ベルギーのゲント市にあるゲント大学主催で、世界の種苗生産に関わる研究者が集まりFish and Shellfish Larviculture Symposium（魚介類種苗生産シンポジウム）　が開催されるが、5回目となる会が去る9月7～10日の日程で開催された。　今回は45カ国から参加者が集まり、日本からは13名の発表者および企業展示として2名が参加した。シンポジウムの委員を務める福山大学の伏見浩教授に始まり、長崎大学の萩原篤志教授、阪倉良孝教授、三重大学の吉松孝夫教授、近畿大学の津田好史教授、中川至純助敦、服部亘宏技術員、東京海洋大学の芳賀穣助教、水産総合研究センターの升閏主計氏、友田努氏、宇治督氏、それから福山大学大学院生の宮嶋暁氏と筆者（小谷）が講演者として参加した。企業ブースではクロレラ工業㈱ならびに日清丸紅飼料㈱から1各ずつの参加であった。また今回日本人初の基調講演の講演者として東京海洋大学の吉崎悟朗准教授が招待されていた。基調講演では、日本では既に知られている「マグロの借り腹」技術に関する技術開発とその成果が吉崎氏によって紹介された。