おいしい鶏肉の生産－品種、出荷日齢、飼料等の組合わせが重要－

摘要

日本人の蛋白質摂取量に占める動物性蛋白質の割合は増加し、1992年には50％以上に達している。 その主たる供給源である食肉の約30％は鶏肉が占めている。 鶏肉は低カロリーで健康的、安価であり、フライドチキンを食することの多い若年層では特に潟肉への嗜好が高く、今後も消費は増加傾向と考えられる。 これまでの大量生産を目標とした改良に射し、近年は「おいしさ」の重要度が増し、地鶏や銘柄鶏が注目されている。