インタビュー中央畜産会施設.機械部会小菅定雄会長に聞< 生産現場を支える畜産施設'機械の役割一施設機械を上手に活用して攻めの畜産を一

摘要

わが国の畜産は飼養管理技術の向上とともに、生産効率を向上させる施設'機械のめざましい 発展によって省力化.規模拡大が進展してきた。一方で、多額の投資を行いながら、思うような 成果を得られていない事例も少なからず見受けられる。そこで、生産現場を支える畜産施設機械 の役割.あり方について、中央畜産会施設.機械部会会長である小菅定雄氏に話を聞いた。わが国の畜産生産を考える時、環境の問題 は切り離して考えることはできない。国にお いても畜産の持続性に係る重要な課題とし て、いわゆる環境三法の法整備や、種々の補 助政策を実施してきた。また、それに応える 畜産農家も真剣に環境問題を考え、関係者-メ 一カーが一丸となって取り組みを行ってき たところである。その結果、平成23年の国の調査によれば、 「家畜排せつ物法」の対象農家の99.9%が管理 基準を順守している、という成果に達するこ とができた。