Kinectを用いた顔面神経麻痺の客観的評価法の可能性

摘要

顔面神経麻痺の評価は、柳原法[1]、 Holise-Brackmann法 [2]、 Sunnybrook法[3]などの主観的評価法が行われてき た。簡便で有用な検査法として日常診療で用いられているが、 その一方で客観性や再現性において問題を残している。近年、 コンピューターやデジタル機器の発達もあって、モニタ上で 画像処理?解析?診断することが日常化してきている。コン ピューターなどを用いた客観性や再現性が高い顔面神経麻瘅 の評価法も報告されている[4， 5]が、高価な機器が必要であつ たり、機器操作が煩雑であつたりする。