虫害防除

摘要

成虫になるとロウ物質等に覆われ、 薬剤の防除効果が低下するため、被覆 物質が少ない幼虫に、薬剤散布を行うことが重要です。ヤノネカイガラムシ (写真1 ? 2)の防除適期は、初発日（当年度に初めて産子された日、南予で5/8頃、中予で5/16頃）から30～35日後で、南予が6/6～11、中予が6/15～19頃です（初発日は愛 媛県病害虫防除所のホームページから確認可)。 ただし、アブロード剤を使用する場合には、防除 時期は初発日か20～25日後と少し早い時期 です。フジコナカイガラムシ（写真3)やイセリ ヤカイガラムシなどのカイガラムシ類（ロウムシ 類を除く）は、防除適期がやや遅<、6月中～下 旬になります。下表の薬剤が有効ですが、同一剤 の長期間の連用により感受性の低下が疑われる事 例がみられることから、連用は避けて下さい。ま 、散布は樹幹内部まで丁寧に行って下さい。