脳神経外科領域で経験する難治性の症候性部分 てhかh症例に対するレべヂラセタム併用療法の有効性と安全性の検討

摘要

脳神経外科領域におけるてhかh症例では，原因疾患の進行などに伴い，コントロールに難渋するケースが経験される。当科において既存の抗てhかh薬（AED)内服下においても部分て hかh発作を認めた症候性てhかh患者12例に対し，レべチラセタム（LEV)1,000?2,000 mg/日を併用投与しその有用性と安全性について検討した。服用6力月後の発作完全消失率 は58%であった。発作完全消失群では全体的生活の質（QOL),エネルギーと倦怠感，自覚 的健康状態のスコアの改善を認めた。LEVに起因する血液学的有害事象は認められなかつ た。LEVは脳神経外科領域の難治性の症候性部分てhかhに対し，安全で有効性の高い AEDと考えられた。