アジアのエチレン需要、今年は1割増で高率稼働継続／来年は過剰

摘要

アジアの2010年エチレン換算需要量は、前年比10.5％増の5，300万トンに達する見込み。そのうち中国の同内需量は2，900万トンと54.7％を占め、2008年から2010年の3年間で年率10.4％の成長を続ける見通しである。2011年も引き続き堅調な需要が予想されるものの、今年のような定修の集中がなく、クラッカーのトラブルが頻発しないようであれば、新増設プラントが安定稼働を始めるため、供給過剰も予想される。