昭電、酢酸の輸出価格を昨年4Qで30＄／今年1Qで50＄値上げ

摘要

昭和電工は、酢酸の輸出価格を昨年第4四半期と今年第1四半期でそれぞれトン当たり30ドル、50ドル値上げする方針。 需給のタイト化と原料メタノール価格の高騰が背景で、満額決着すれば今年第1四半期に740ドルに到達する。 また酢酸ビニルの国内価格も1月21日出荷分よりkg当たり10円債上げする予定。酢酸のアジア需給は、昨年後半不調だったBPベトロナス·アセチルズ（マレーシア）のメタノール法年産50万トン設備が1月より安定的に稼働するようになったものの、PTA（高純度テレフタル酸）の旺盛な需要を背景に依然タイトバランスのまま推移している。