センター11社の2004年度上期収益、石化部門経常益は4．4倍の838億円-原料高に伴う製品値上げ／商慣行是正など合理化効果が寄与－

摘要

経済産業省化学課がまとめたエチレンセンター11社の2004年度上期収益状況（単独ベース）によると、石油化学部門は石化製品の需要拡大と値上げで売上高が1兆5，706億円と前年同期比19．4％増加した。 利益面では販売数量増加、原料ナフサ価格高騰に伴う製品価格の転嫁値上げ、樹脂部門を中心とした再編進展や商慣行是正といった合理化効果などが寄与し、営業利益は804億円と3．8倍、経常利益は838億円と4．4倍に増えた。