信越化学、米で電解／VCM／PVC設備建設～2006年未第1期完成

摘要

信越化学工業の米国子会社であるシンテックは、既存PVC（塩ビ樹脂）設備があるテキサス州かルイジアナ州の工場で電解～VCM（塩ビモノマー）設備を新設するとともに、PVC設備を増設する。 第1弾として2006年未までにか性ソーダ年産33万トン（50万トン含み）／塩素30万トン（45万トン含み）、VCM50万トン（75万トン含み）、PVC30万トン（60万トン含み）の各設備を建設し、2007年未までに残りの増設を行う。 総投資額は約10億ドル（約1,000億円）。立地は今後数カ月以内に決める。 今回の投資によりシンテックのPVC生産能力は60万トン増の264万トンに拡大し、米国トップの地位が一段と強固になるうえ、信越化学グループの生産能力も世界で圧倒的な規模となる。