ユニチカ、3月期連結は微減収·大幅増益～事業強化施策が効果

摘要

ユニチカの2004年3月期連結決算は、高分子事業が売り上げを拡大したが、主力の繊維事業をはじめとする残り3セグメントが全て減収、さらに関係会社·赤穂化成の売却や公共事業削減の影響などもあり、売上高は前期比7.2％減の2,169億円となった。利益段階では、事業強化施策やコストダウン施策の効果などにより営業利益が59.5％増の130億円、経常利益は129.6％増の103億円と増益。 ポリエステル繊維の減産など構造改善費用を特別損失として計上したことで当期純利益は35億円（114億円改善）と黒字化を果たした。 今期業績は中期経営計画「飛躍05」による業績向上を目指し、売上高は3.7％増の2,250億円、営業利益は15.1％増の150億円、経常利益は6.7％増の110億円、当期純利益は13.8％増の40億円と増収増益を予想している。