汎用4樹脂、11月国内出荷は全て前年割れ～LD／PPは調整局面

摘要

石油化学工業協会がまとめた汎用4樹脂の11月需給実績によると、国内出荷は4樹脂とも前年実績を下回った。 前年割れはLDPE（低密度ポリエチレン）とPP（ポリプロピレン）が3カ月ぶり、HDPE（高密度ポリエチレン）が2カ月連続、PS（ポリスチレン）が4カ月連続で、LDPEとPPは堅調に推移するなかで調整局面を迎えたといえる。 国内出荷の用途別前年同月比増減をみると、LDPEは主力のフイルム用（用途別構成比52％）が1％減、ラミネート用（同17％）が3％減とともに3カ月ぶりに前年を下回ったほか、電線被覆用（同5％）が12％減少、射出成形用（同5％）が6％減少した（その他用は3％減）。