三井化学、機能性ポリオレフインで攻勢～岩国で相次ぎ設備増強へーTPX／環状オレフィンコポリマー／超高分子量PEを軸に－

摘要

三井化学はメチルベンテンコポリマー「TPX」、環状オレフィンコポリマー「アペル」、超高分子量PE（ポリエチレン）の3製品を主力とする機能性ポリオレフイン事業で攻勢に出る。3製品はともに上市後10年以上の歴史があるものの、近年需要が拡大しているため、TPXについては今年秋に岩国大竹工場（山口県）で設備を増強し、生産能力を年産1，000トン増の7，500トンに引き上げ、2～3年後をめどに1万トンを超える体制とする。