三菱ケミカルHD、新株予約権付社債発行～戦略投資などに充当

摘要

三菱ケミカルホールディングスは、発行総額1，500億円の2022年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債（転換価格1，276円）および2024年満期ユーロ円建転換社債型新株予 約権付社債（1，258円）を発行する。同社は新中期経営計画「APTSI S20」（2016～2020年度）において成長投資として1兆円（設備投資5，000億円、戦略的投資5，000億円）を投じ る計画であるほか、さらに機能商品分野を中心に1，000～2，000億円の投資額の増額を検討 している。またR＆Dには7，000億円の投入を予定している。今回、戦略投資とさらなる成 長に向けた財務の柔軟性を確保するべく、2017年3月30日（ロンドン時間）の払込期日で、新株予約権付社債を発行することを決めた。また、これと合わせて上限を300億円とする、自己株式取得枠の設定を決議し、3月15日に自己株式取得も実施した。