主要化学製品の内外価格差、2007年度も縮小傾向～経済産業省調査－平均では欧米·韓国より割安に／工業製品でも全て価格差縮小－

摘要

経済産業省政策局調査課がまとめた2007年度の「産業の中間投入に係る内外価格調査」によると、工業製品等の内外価格差は前年度に引き続き全ての国·地域に対して縮小した。 そのうち時系列推移では対米が0.01ポイント減の1.02倍とほぼ同等であり、対独では0.07ポイント減の0.80倍と2003年度以来4年連続で日本の方が割安となった。 これに対して対アジアではまだ割高感があり、日本の方が韓国より1.21倍（前年度は1.27倍）高く、台湾より1.31倍（同1.37倍）、香港より1.34倍（1.41倍）、中国より1.72倍（1.84倍）高い。 一方化学製品でも全ての国·地域に対して内外価格差が縮小、なかでも前年に同等となった対韓では0.09ポイント減の0.91倍と日本の方が割安となり、対米·対独でもやや安くなった。