エチレン、2015年生産3．6％増の688万t～高稼働維持で生産増加－12月稼働率1．5ポイント上昇も設備停止の影響で生産は減－

摘要

経済産業省化学課がまとめた2015年エチレン生産（速報値）は、688万3，700トンと前年比で3．6％増加した。国内では2014年5月に三菱化学·鹿島No．1（年産39万2，000トン）設備が停止し、2015年5月には住友化学·千葉（41万5，000トン）の設備も停止したが、2015年は定修設備が3社·3プラント（前年は8社·8プラント）と少なかったことや、各社ともに全月を通じて稼働率が90％以上と好調が続いたことなどにより、設備停止の影響を打ち消した。