総合化学大手5社の4－9月期決算～2四半期連続で全社大幅増益－輪出環境改善や稼働向上などが貢献／下期は利幅縮小懸念－

摘要

総合化学大手5社（三菱ケミカルホールディングス、住友化学、三井化学、旭化成、東ソー）の2013年4－9月期連結決算は、円高是正が利益を押し上げ、全社ともに2四半期連続で増収増益となった。しかし一部の石化製品では市況や需要の低迷により業績悪化が続いており、減益となった事業もある。通期業績予想は、旭化成と東ソーが上方修正した一方、下期の原燃料価格高騰などを織り込み、三菱ケミカルHDと三井化学が下方修正。住友化学は営業利益と経常利益を上方修正したが、売上高は下方修正した。