汎用4樹脂、2014年上期出荷はやや回復傾向～HDPEのみ減少

摘要

石油化学工業協会がまとめた汎用4樹脂（LDPE、HDPE、PP、PS）の2014年上期（1－6月）実績によると、国内向けと輸出を合わせた出荷はHDPE（高密度ポリエチレン）のみ減少した。生産に関してもHDPEのみマイナスとなった。国内の景気回復で樹脂需要そのものは持ち直し傾向にあるものの、HDPEは輸入品圧力に押されているほか、2014年4月に日本ポリエチレンが川崎の5万2,000トン設備を停止したことなどが影響している。そのほかの樹脂は概ね回復傾向にある。