PE製袋、上期輸入は前年比2割増の15.4万トン～拡大基調を継続－国産品との置き換えがさらに進展／レジン輸入は大幅に減少－

摘要

PE（ポリエチレン）製袋製品の輸入が引き続き拡大基調で推移している。 今年上期（1～6月）の輸入量は15万3,727トンと前年同期比19％も増加し、通年では30万トンを超えて過去最高を更新することが確実な情勢だ。国内フィルムメーカーの海外への生産シフトに伴う逆輸入の拡大などが背景にあり、国産品との置き換えが一段と進展する格好になっている。 一方、ポリオレフィンレジンの輸入は内需不振と国内市況の低迷、さらには為替の円安などから各樹脂とも大幅に落ち込み、国産品の出荷を一部押し上げる要因になったとみられる。