ポリオレフインのアジア市況、7月も軒並み低迷～中国が貫い控え

摘要

ポリオレフインのアジア市況は6月以降、低迷傾向が続いている。 日本や韓国メーカーの設備定修期明けで供給力が増えたことにより市況の先安感が強まるなか、主要仕向け先の中国の買い付けが鈍化していることが背景にある。 LDPE（低密度ポリエチレン）とHIDPE（高密度ポリエチレン）の輸出価格（フィルムグレード、CIF）はともに5月上旬から6月上旬にかけてトン当たり約70ドル下落し、7月上旬はさらに約20ドル安の550ドル前後で推移しているとみられる。