台湾の石化需給、2014年生産はオレフィンが増加し樹脂は減少－プロピレン輸出は59％増／樹脂は軒並み輸入増加－

摘要

台湾における石化製品の2014年生産実績は、オレフィンが前年を上回ったものの、合成樹脂の多くは前年を下回り、合繊原料は好不調の傾向が分かれた。オレフィンは景気改善により内需が回復したほか、輸出向けも大幅に増加。特にプロピレン輸出の増加幅が前年比59％増と大きかった。合成樹脂は輸入が増加し、輸出は減少したが、中国における成長鈍化や供給過剰などが影響しているとみられる。