三菱レイヨン、大竹SGL合弁の原糸増強で大部分が完了·稼働

摘要

三菱レイヨンは、独SGLとの合弁会社で、PAN（ポリアクリロニトリル）系炭素繊維プレカーサー（原糸）を製造するMRC－SGLプレカーサー（三菱レイヨン66·66％／SGL33．34％出資）が増設している4系列のプレカーサー設備のうち、3系列まで完成させ、稼働を開始した。2014年11月以降、増設が完了した系列から順次稼働を開始しており、生産能力は従来の年産7，000～8，000トンから、これまでに1万数千トンへ拡大。全4系列の完成後には2万トンとなる。MRC－SGLプレカーサーが製造するプレカーサーは、SGLオートモーティブカーボンファイバーズ（SGL51％／BMW49％出資）を通じ、独BMWに供給される。