焼結層内の温度履歴に及ぼす気体燃料吹き込みの影響（焼結機への水素系気体燃料吹き込み技術の開発-１）

摘要

今回、当社において、CO2排出量削減と焼結鉱の高品質化を同時に達成する焼結機への水素系気体燃料吹 き込み技術（Secondary-fuel Injection Technology for Energy Reduction）を開発した。本技術は、焼結層内の最 高到達温度を上昇させることなく、1200°C以上の保持時間の延長を可能とし、焼結鉱の構成鉱物の中で高強度? 高被還元性のカルシウムフェライト１）を安定化させるものである。 　本報では、本技術の基本原理である温度履歴に及ぼす気体燃料吹き込みの影響について報告する。