極短パス間時間多段仕上圧延による超微細粒鋼板の引張変形挙動（超微細粒鋼製造SSMRプロセスの開発-12）

摘要

安定オナステナイト温度域での極短パス時間多段圧延を特徴とするSSMRプロセスにて、単純C－Mn鋼でフェライト粒径が約1μmの超細粒化を達成した.SSMRプロセスによる超細粒鋼は、大傾粒界からなる均質な組織を有し、フェライト中の転位密度が極めて低いことが明らかとなっている。 本報では、SSMR法による超細粒鋼の引張変形に伴う組織変化を逐次解析し、超細粒鋼の塑性変形挙動の特徴を明らかにする。超細粒フェライト鋼の引張変形挙動を明らかにした。