真空雰囲気下での温間潤滑圧延（第2報）

摘要

今回の実験から以下のことが得られた。 （1）潤滑剤使用による圧延荷重の低減効果は,室温および200°Cの真空雰囲気下においても確認された。 （2）TP340Cでは，冷間ドライ·冷間潤滑と温間潤滑を比較すると高圧下率時に圧延荷重の差が顕著になる傾向がある。 （3）TP340Cでぼ，温間潤滑圧延において真空雰囲気下よりも大気雰囲気下での圧延荷重が高くなった．（4）潤滑剤使用による圧延荷重の低減効果は,TP340Cにおいて大きく，A1050Pでは小さかった．