高Crフェライト系耐熱鋼のクリープ特性に及ぼす磁場中熱処理組織の影響

摘要

蒸気条件650 deg C，350気圧の超々臨界圧発電プラントの実現に向けたフェライト系耐熱鋼の高強度化の研究を加工熱処理の観点から進めており、加工と磁場の影響を組み込hだ新加工熱処理プロセスの導入により高Crフェライト系耐熱鋼のクリープ特性の向上が図れることを報告している。現時点ではマルテンサイト変態時に磁場を3テスラ印加したM3材のクリープ強度が最も優れてあり、その原因を探るべく熱履歴や磁場強度の組織へめ影響についてFE-SEMを用いて観察。 さらに詳細にクリープ特性への影響について検討した。