石炭内装鉄鉱石熱間成形ブリケットの高温反応挙動

摘要

現在、地球規模の環境問題緩和のため各国に対して炭酸ガス排出の所定量の削減が求められている。 製鉄プロセスでは膨大なエネルギーを消費するため、多量の炭酸ガスを排出しており、そのCO_2ガス排出削減努力の影響は極めて大きい。 最近、高炉装入物に関する対応策の一つとして、炭材内装鉄鉱石ブリケットの利用が有効であることが報告されている。これらに関連じて、石炭の溶融軟化性を利用した熱間での鉄鉱石塊威化法が開発された。 この方法で作成したブリケットは高温還元強度が高値で維持でき、かつ高炉の低温化、反応の高速化にも対応できると期待されで折る。本研究では幾つかの銘柄の石炭と鉄鉱石の混合物から作成した石炭内装鉄鉱石熱問成形ブリケットの高温反応挙動を基礎的に調査した。