日本肝臓学会型肝炎治療ガイドライン(第3版）

摘要

C型肝炎に対する抗ウィルス治療は，長い間 ぺグインタ一フエロン(Peg-IFN)とリバビリ ン(ribavirin: RBV)の2剤併用が中心であつた せ，ここ数年，direct acting antivirals (DAA)の 登場により急激に変化しつつある.2013年11 月には，最初に発売されたDAAであるテラプ レビル(telaprevir: TVR)に比べより安全性の高 い第2世代プロテアーゼ阻害薬であるシメプレ ビル(simeprevir： SMV)が発売され，Peg-IFN/ RBV/SMVの3剤併用が第1選択となつた.