加工状態検出方法、加工状態検出プログラム、記録媒体、加工状態検出装置

摘要

本発明は、切削加工機により被加工物に対し周状に溝または段差部を形成する切削加工の加工状態検出方法において、切削加工機または被加工物が発生する振動または音の時間波形を測定し、時間波形の輪郭を抽出した輪郭波形をもとに切削加工を行う本加工時間領域における任意の時間から時間を遡って本加工時間領域の開始時間を特定する。本加工時間領域の開始時間よりも前の時間における切削加工を行わない無加工時間領域を特定し、無加工時間領域の輪郭波形にて本加工時間領域の輪郭波形の振幅の値よりも小さく、良否判定閾値よりも大きい振幅の値からなる異常波形の有無を判定して被加工物の加工状態を検出するようにした。本発明により、切削加工における被加工物の加工状態を確実に検出することができる。