エンジニアリングプラスチック全般マイナス成長で厳しい採算

摘要

エンジニアリングプラスチック（エンプラ）は，60年代後半に米国のデュポンがポリアセタールホモポリマーを「金属代替プラスチック」と銘打って上市したことに始まる。 その後，日本でも市場開発が始まり，順調に需要を伸ばしてきた。 そして，IT関連産業が絶好調であった2000年は，コンパウンドを含めると100万トンを超える生産を記録した。 しかし，2000年後半から米国のIT産業の業績に陰りがみえはじめ，世界的には2001年中盤にはIT不況となり，特に米国への輸出比率が高い台湾，中国などの東アジア地区の景気が冷え込hだ。 日本経済もこの影響を強く受けた。