昭和シェルとの経営統合が最善は変わらず

摘要

昨年、出光興産の株主総会で大株主の出光創業家から昭和シェル石油との経営統合に反対が表明された。その後、出光興産の月岡隆代表取締役社長は、多くのステークホルダーからの賛同を得ることで、昭和シェル石油と経営統合すべきであるとの結論に至り、2017年4月1日の経営統合による新会社発足を延期すると発表した。しかし、昨年12月19日、ロイヤル·ダッチ·シェルからの昭和シェル石油の株式取得を完了。同日に公正取引委員会より、昭和シェル石油が申し出た問題解消措置実施を前提に、「排除措置命令を行わない旨の通知書」を受領。ロイヤル·ダッチ·シェルから昭和シェル石油の株式の議決権比率31．3％の取得を完了した。月岡隆代表取締役社長にお話しを伺った。