出光は塩釜油槽所の出荷を再開:元売の共同利用基地として被災地へ供給

摘要

出光興産は3月21日、東日本大震災で被災した東北地方への石油製品の供給体制を再開するため、3月17日に操業を再開した宮城県塩釜市の塩釜油槽所からの石油製品の出荷を開始した。塩釜油槽所は、3月11日の東北地方太平洋沖地震により塩釜港が被災したことから、海路と陸路からの供給が困難となった。しかし、塩釜港の港湾整備が進み、海上輸送による石油製品の受け入れが3月21日には可能になったことから、同日午前10時30分より、塩釜油槽所にタンカーが入港·着桟し、荷揚げを開始した。