OPECは現行生産上限を維持需給と地政学リスクの両睨み続く

摘要

OPECは9月11日にオーストリアのウィーンで第142回定例総会を開き、イラクを除く加盟10ヵ国の生産上限を2,800万b／dに維持することに合意、今回も1日だけで閉幕した。 第136回総会で2005年7月に引上げて以来の高水準継続である。 需給のファンダメンタルズは緩和気味に推移しており、石油在庫は積み上がっているものの、地政学的リスクは相変わらずであり、市場の先行きは不透明。