灯油でNOX排出10ppm達成PEC、高温空気燃焼技術開発

摘要

石油産業活性化センター（PEC）は9日、低NOX燃焼技術に関する勉強会を開催し、石油基盤技術研究所で研究開発を進めている高温空気燃焼技術の開発状況などについて説明した。 高温空気燃焼技術は、約800°Cに予熱した空気を高速で炉内に噴射、燃料と燃焼排ガ、スを急激に混合し低酸素濃度の燃焼環境を作ることで低NOXでの燃焼を可能にする技術で、低NOXバーナなどとともに環墳負荷の少ない燃焼方法として注目されているほか、蓄熱体による熱の再利用を行うことで従来の熱交換器のスペースを必要としないため、コンパクト化が実現するなどのメリットもある。