減産は83％減の700万kl:7～9月の原油処理計画

摘要

出光興産は、7月から9月の原油処理計画を4製油所合計で前年比83％の700万キロリツトルとする。前年同期に対する減産量は140万キロリツトルとなる。景気要化に伴う物流量の減少により、軽油を中心に需要減退が続いていること、また海外マーケットも低調で輸出量が低下していることから、国内の中間留分の在庫量が上昇し、需給は緩和状態にある。このまま需要低迷が続いた場合、需給環境を適正化するには、前年比85％前後まで原油処理を減産し、国内供給量を調整する必要があると試算している。製油所稼働率に置き換えると70％程度になる。