経常利益360億円:マージン悪化で下方修正

摘要

コスモ石油は、3月期決算見通しの修正を行った。営業利益は340億円で、前回見通し（昨年11月4日）の580億円に比べると240億円の減少、経常利益が360億用で予想の610億円に比べると250億円の減少となる。今回の業績見通し修正は、通期の原油価格が69.0ドル／バーレル、為替レートは93.1円／ドルを前提としているもの。前回の想定、原油価格66.8ドル／バーレル、為替レート92.8円／ドルと比較し、原油価格の上昇に伴い在庫評価の影響による増益要因があったものの、製品市況形成の遅れによるマージン悪化等の減益要因が見込まれるためである。