灯油3.3円、軽油0.7円の各値下げ

摘要

出光興産は3日、5～日日出荷分適用の「石油製品卸価格改定」を発表したが、各油種とも値下がりとなった。油種別（リットル当り）にみると、ガソリンが2.9円、灯油は3.3円、軽油が0.7円、A重油は1.8円の各値下がりとなっている。出光のガソリン仕切価格をみると、5月15日から0.2円、22日から1.1円、29日から2.41円、6月5日から2.9円の各値下がりで、通算すると4週で6.6円の値下がりとなる。5日からは約3円の値下がりとなるため、末端市況にどう反映するかが注目されている。末端のガソリンは、石油情報センターの週動向調査（5月31日時点）では、139.3円で、前週に比べて0.3円の小幅な値下がりにとどまっている。6月から新々体系への移行で、ブランド料が加算されたこともあり、市況は維持されているが、5日からの仕切価格値下がりを受けて、末端市況がどの程度値下がりするかが注目される。