手根管開放術前後におけるHand20とthe disabilities of the arm, shoulder and handの反応性の比較

摘要

目的：手根管症候群で治療を行った患者に対するHand20とthe disabilities of the arm, shoulder and hand (DASH)における反応性を比較した.対象および方法：手根管開放術の術前の値と術後3力月のHand20およびDASHの値 を用い.standardized responsive mean (SRM)とeffect size (ES)を計算した.57 例の患者のうち13例は直視下の手根管開放術を，44例は鏡視下の手根管開放術を受けていた.結果：Hand20のSRMおよびESの値はそれぞれ0.60および0.54であり，DASH は0.39と0.36であった.結論：手根管開放術前後における患者立脚型上肢機能評価票の反応性は，Hand20のほうがDASHに比べ高かった.