設置後の経過年数の長い鋼製地下タンクに対する腐食防止規制に伴う電気防食等の情報確認について

摘要

地下タンク貯蔵所の鋼製地下貯蔵タンク（平成21年現在，約10万基）及び給油取扱所の鋼製専用タンク（平成21年現在，10万基）については，約80％以上が直接土壌に埋設したものと集計されている。このうち，設置後40年以上経過した鋼製一重殻構造の地下タンク（直接埋設方式）は，経年劣化による腐食事故が危惧され，平成22年危険物関係法令を改正し設置者に腐食防止措置を講ずることを義務化した。施行日は，平成23年2月1日（経過措置2年）であるが，とりわけ給油取扱所（いわゆるガソリンスタンド）は厳しい経営環境にあり対応に苦慮している。