圧延

摘要

国内粗鋼生産量は中国，自動車，造船などの需要増により1990年来となる1億1千万トンを超え，非鉄の生産も増している。 しかし国内経済は全体的には低迷し，設備投資も抑制されている。 このような状況に対し，圧延プロセス技術の歴史をふまえ，開発のあり方，方向性などが論じられた。 全般的に高品質化，高機能化，環境などにつながる技術の報告が多くなされ，電動機，設備関係の動向も報告されている。特殊鋼については製鋼から圧延までの製造プロセスにおける技術の進歩，短納期対応の動向が展望された。本誌では5月号で薄スラブ連鋳·圧延技術の小特集号が発行され，連載講座「わかりやすい圧延」は第12回から第16回が連載され終了した。