減圧下CaO粉体上吹き時のN濃度変化に対するSおよびO濃度変化の影響

摘要

鋼中毒素は室温近傍でも拡散し，歪み時効を誘発するほか,窒化物や炭窒化物を形成しさまざまな材料特性に影響を与えるため，鋼中窒素濃度の低減が必要とされている。したがって，溶銑からの脱窒反応速度，特に脱室反応速度に及ぼす界面活性元素の影響を明らかにすることは，鋼の低窒素化を図るうえで極めて重要である。