三次元形状自動計測システム

摘要

CCDカメラを内蔵した光波測量機を使用して軽量かつ高精度の三次元形状自動計測システムを開発した。 このシステムは光波測量機,画像処理装置，ノート型パーソナルコンピュータで構成されており,あらかじめパーソナルコンピュータに入力された設計座標値で光波測量機を巡回させ，計測対象物上に設置された反射式ターゲットに対して測距，測角を行い画像データを取得する。 画像処理装置は画像データが入力されターゲットマークの検出，画像解析を行い，その結果からパーソテルコンピュータがマーク中心座標とターゲットの取付け点（オフセット点）の座標を推定し出力する。工場における精度確認試験ではオフセット点の三次元計測座標値の12回繰り返し計測における標準偏差は30m距離で1mm以内であった。