Initial resuscitation

摘要

Surviving Sepsis Carnpaign Guidelines（SSCG）で推奨されている初期蘇生（initial resuscitation）は，Riversらが提唱したearly goal－directed therapy（EGDT）を基礎としたものである．具体的には循環系の各種パラメータ（中心静脈良平均血よ已尿邑静脈血酸素飽和度）に目標値を設定し，それぞれの目標値を早期に達成する循環管理法である．従来の循環管理法と異なる点は，①治療開始から6時間以内と早期の達成を目標にあげている羊と，②単なる循環の安定化のみならず，組織酸素代謝失調（dysoxia）の改善を最終目標としていることである．本治療法によって，循環動態が改善するのみならず∴続発する炎症反応や肺酸素化障害がある程度抑えられ∴転帰が改善することも判明している．文字どおり"何事もはじめが肝心"で,SSCGで推奨ざれている各種治療法のなかでも，もっとも重要な治療法のひとつである.