［依頼公演］空間光衛星通信におけるReed-Solomon-Spinal連接符号適用の検討

摘要

近年高速通信の需要が高まっており，これを実現する重要なインフラのーつとして光衛星通信が注目を集めている．空間光通信は深宇宙通信のような長距離伝送も可能であり，電波法の制限を受けないため大容量通信を行うことができる．しかし，地上衛星間においては光信号が大気揺らぎなどの影響を受け，バースト的な受信電力の落ち込みが生じる．また，長距離通信であることから再送要求を用いるには適さず，符号化率を適宜変更することが可能なRateless符号の適用が検討されている．そこで，本稿では空間光通信にRateless符号の一種であるSpinal符号を適用し，大気揺らぎを模擬した通信路における特性を計算機シミュレーションにより評価する．