睡眠時の快適な温熱環境の形成に関する研究一夏期睡眠時における人体部位の温度の検討一

摘要

睡眠時において体温調節がなされており、また暑さや寒さで目を覚ますことがあることから温冷感を有している可能性がある。 しかしながら睡眠時は就寝者自ら温熱環境の換作をすることは難しい。 睡眠と関係している生理量を制御指標として寝室の温熱環境を制御すれば、快適な睡眠環境が形成できると考えられる。 本報では夏期睡眠実験の結果について、体温調節系及び人体と着衣及び寝具との相互関係を考慮して解析し、人体部位の温度に関係する種々のパラメータの感度を検討する。