農業の高度化に必要な光利用技術

摘要

光は，波長がほぼ1mmから1mmの範囲の電磁波で，波長が短い方から紫外線，可視光線，赤外線に大別される。 さらにこれらは波長によって，紫外線（UV）A，B，C，赤外光や青色光，遠赤外線や近赤外線などに分けられる。 稲や野菜などの作物は光を使って水と炭酸ガスから炭水化物を作り生長する。 また，作物の形，色，花芽などの形成にも光が必要である。 このような光に対する作物の反応を活用して生産性や品質を高めるために，人工照明や特定の波長だけを透過するフイルムなどの利用技術が検討されている。